ラブラブシチュエーション〜女性パイロットと操縦桿編〜 彼氏の名は清四郎。彼女の名は悠理。 二人は―― (以下、同文。) 「ねえねえ、これって自衛隊の制服?」 「いいえ。パイロットの制服です。」 「ってことは、今日のあたいはパイロット!?わーいvv カッコいいぞ。」 「なかなか似合いますよ。」 「えへへ。そう?」 「ええ。ストイックな雰囲気が、逆に扇情的ですし。」 「お前、眼がコワイぞ。」 (そこで悠理。ようやくおかしなことに気づく。) 「ん?清四郎、何でバスローブのままなの?」 「ふっふっふ・・・良いところに気づきましたね? それでは今日のスチュエーションを発表しましょう!!」 (清四郎、バスローブの紐に手をかける。) 「大空を駆け巡る女性パイロットと、黒光りする操縦桿です!」 「はああああ???」 (脱ぎ捨てられたバスローブが、劇画のように宙を舞う。 そして、清四郎の操縦桿が、ナイトランプに照らし出される。) 「それでは共に協力して、大空へ飛び立ちましょう!!」 (ボーイング清四郎機。ベッドという滑走路に仰向けの状態で滑り込む。) 「さ、悠理。離陸準備です。まずは操縦桿を勃ちあげてください。 ただし、精密機械ですから、取り扱いには充分に気をつけてくださいね。」 (清四郎の眼光に逆らえず、恐る恐る操縦桿を握る悠理。半べそである。) 「ふえええん。操縦桿なのに柔らかくてあったかいよぉ。 こんなの、パイロットじゃないやい!!」 「大丈夫ですよ。すぐに固くなりますからvv 」 ・・・勝手に二人で飛んで行ってくれ。どこまでも。 |