清四郎は子供のように膝をかかえ、悠理を見つめていた。
もう、最後だと思うと、肩の力が抜けた。
今夜が、最後なのだ。清四郎が、悠理にこんな話ができるのは。
明日明後日、友人の顔をして、楽しく過ごそうと思った。
そして、そのまま手を振って別れるのだ。
悠理の前から、姿を消す。
悠理が清四郎の存在を忘れるまで。
清四郎が、この恋を忘れることができるまで。
「おまえが、魅録を好きでもかまわないと思った。いつか僕に振り向かせてみせる、 なんて思い上がってたんだ。おまえの気持ちなど踏みにじって」
悠理は座り込んで、目を見開いている。
清四郎が想いをぶつけるたび、悠理はこんなふうに動揺する。
悠理にとっては、聞きたくない言葉だろう。
だけど、もう最後だから。
それを言い訳に、清四郎は言葉を続けた。
「あの一週間…本当は、もっと優しくしたかった。大切にしたかったのに、できなかった。 いつもおまえを僕のものにすることばかり考えて、自分でめちゃくちゃにしていたんだな」
清四郎は不思議なくらい素直に、おだやかな口調で話し続けた。
「…本当の恋人に、なりたかったよ」
諦めが、そういう心境にしていることはわかっていたけれど。
蒼白な顔で聞いていた悠理は、頭をゆっくり左右に振った。
見開いた目から、涙が溢れ出す。
いつでも、悠理の涙は大洪水。涸れることはないと、清四郎は知っている。
「ああ、そんなに泣いたら、また目が腫れますよ。心配しなくても、なにも無理強いなんかしないから。 おまえには、もう指一本触れません」
清四郎は、悠理に笑顔を向けた。無理をしなくても、笑みが作れた。
言いたい事はみんな吐き出してしまった。気持ちがいいくらいだった。
「もう、終わったことです。これからは、こんな話もおまえに二度としないから」
もう、二度と会わないから――――その言葉だけは、清四郎は飲み込んだ。
悠理は、何度も何度も頭を振った。だんだん激しく。
こぼれた涙が、左右に散った。
「ちがっ…」
頭を振りながら、悠理は叫んだ。
「ちがうよ、清四郎…!」
そんなに頭を振ったら、目が腫れるまえに頭が痛くなるだろうにと、清四郎はぼんやり考えていた。
気持ちをさらして、心が空虚になっていた。
諦めるということは、こういうことなのだ。
あの身を焦がすような激情はもうなかった。
あれは、愛していたからではなく、愛されたいと渇望していたから、沸き起こった感情。
自分だけでなく悠理を焼き尽くして、ようやく炎は沈静した。
清四郎は立ち上がった。
「タオル濡らしてきます。あいつらが帰ってきたとき、そんな顔してたら、また僕が魅録に殴られる」
タオルを持って洗面台に向かおうとしたとき、悠理が両手で床を叩いた。
「待てよっ!」
一階だとはいえ、ドンッという衝撃音に、清四郎の足は止まった。
「悠理?」
「待てって、行ってるだろ!」
悠理はもう一度、握り拳を振りあげ畳に打ちつけた。
「勝手なことばっか言いやがって…」
うつむいた畳の上に、涙の染みができている。
「あたいが、魅録を好きだから…だから、魅録に嫉妬してたのか?」
顔を上げない悠理のつむじを、清四郎は見下ろした。
いまさら悠理がそんなことを訊いてくるわけがわからない。
「ええ…そう言ったでしょう。情けないけれど、所詮その程度の男だったんだと、自分に失望しましたよ」
悠理は床に打ちつけた拳をふるわせた。涙が拳も濡らしている。
「…魅録は、大切な親友だ」
「わかってますよ」
悠理も、恋心を殺して魅録と可憐を祝福しているのだ。”以前のように”と望んだ通り。
そしてこの数日、悠理は見事にその役を演じきっていた。時おり綻びを隠せない、清四郎とは違って。
「…あたいは、魅録の前だと全然大丈夫なんだ。自分らしくできる。あたいは、魅録と一緒なら、自分を好きになれるんだ」
悠理の言葉を、清四郎は無言で受け止めた。
泣きながら他の男への想いを語る、愛しい女。
胸が痛まないと言ったら嘘になる。
「…ええ、悠理。わかってますよ」
「わかって、ない!!」
悠理は悲鳴のような声を上げた。
涙でぐちゃぐちゃの顔で、清四郎を見あげる。
「おまえの前だと、もうめちゃくちゃだ!嫉妬して卑屈になって、でもなにも言えなくて…こんな自分は嫌いなのに、 ちょっとでも、好きになって欲しくて!」
悠理が何を言いたいのか、清四郎にはわからない。
魅録へのつらい片思いが爆発してしまったのかと、心配になった。
こんな調子で、魅録が可憐と戻ってきたとき、悠理は耐えられるのだろうか。
そして、感情を吐き出すことのできる、清四郎が消えたあとは。
「悠理…魅録は」
清四郎が口を開きかけたとき、悠理の手が清四郎の浴衣の裾をつかんだ。
「魅録なんか、関係ない」
清四郎の足に、悠理はすがりついた。浴衣が涙で濡れる。
「あたいは、おまえが可憐を好きなんだと思ってたんだ。だから、魅録に嫉妬してるんだと…!だから、つらかったんだ」
「悠理?」
「馬鹿野郎、おまえが…好きだからに、決まってんだろ!」
悠理は清四郎の浴衣に顔を押しつけた。
清四郎の足から力が抜けた。
ガクリと悠理の前に膝を落とす。
「な…なに、を…」
情けないほど、清四郎の声はふるえていた。
悠理の肩をつかんで、無理に距離を取る。
ふるえる手を、悠理から放した。
だけど、悠理はその手の袖を、逃すものかとつかんでくる。
膝立ちの清四郎と、座り込んだ悠理は向かい合った。
「あたいも、たいがい馬鹿だけど…おまえの方が大馬鹿だ!」
「ゆ、ゆうり…」
清四郎は、まだ信じられなかった。
夢でも、見たことはない。こんな瞬間がくることなど。
「悠理…」
ただ、悠理の名を繰り返すことしかできなかった。
「…ひぃぃっく…」
悠理はしゃくりあげた。
子供のように、声を上げて泣き始める。清四郎の浴衣の袖を、握りしめたまま。
*****
ひとしきり、わぁんわぁんと、大声で泣いてから。
悠理は清四郎が取り落としたタオルで、思いっきり鼻をかんだ。
その間も、清四郎は呆然とした顔で、固まっている。
やがて、清四郎は後ろに倒れるようにペタンと腰を下ろした。
膝を立てて、その上で手を組む。
「悠理・・・さっきのは、本当なんですか」
まだぼんやりと、夢うつつのような表情。清四郎の声は力なくかすれている。
「さっきのって?」
「僕のことを・・・」
悠理はもう一度鼻をかんだ。
色気もくそもあったものではないが、鼻からも目からも水分が溢れ出るのだからしかたがない。
「おまへこそ、ほんとなんらな?」
「僕は、何度も言ったでしょう」
「あたいも、言ったろ」
”好きだ”と――――おたがい、告げていたのに。
ずいぶん遠回りをして、傷つけあってしまったのだ。
「じゃあ・・・僕らは、誤解してただけなのか?」
清四郎は、脱力したように、膝の間に頭を垂れた。
先程と同じ、みっともないほどの、動揺ぶりだった。
悠理だって、腰が抜けたように座り込んだままだったが。
「清四郎・・・」
顔を上げて何か言って欲しくて、悠理は声をかけた。
さっきのように、心が透けて見えるような瞳で告げて欲しかった。
もう一度、嘘じゃないと。
だけど清四郎は、膝の上で組んだ腕に額をつけたまま、顔を上げない。
手を伸ばせば届くほどの距離で、二人は黙り込んで座っていた。
*****
悠理と清四郎がそのまま対峙して数分後。襖が開けられた。
「ただいまー・・・っと、あれ?」
部屋に顔をのぞかせた美童は、室内のムードにすぐに気づく。
「可憐と魅録はまだですの?」
野梨子も美童の胸あたりからぴょこんと顔を出した。
「まぁ、悠理!」
野梨子は目を真っ赤に泣き腫らした悠理に駆け寄った。
「どうしたんですの、悠理」
「のりこぉ」
悠理は半ベソで、野梨子に抱きつく。
「また、清四郎となにか・・・」
野梨子の非難の視線の先の清四郎は、膝の上で組んだ手にまだ顔を伏せている。
「どうしたんだよ、悠理」
美童も悠理の顔をのぞき込む。
「清四郎が、清四郎が・・・」
悠理は野梨子にすがりついたまま、しゃくりあげた。
「清四郎が、あたいのこと、好きだって、言うんだよぉ」
うわぁぁぁん、と、ふたたび泣き出した悠理に、野梨子と美童の目が点になった。
「「まさか、まだ言ってなかった(んです)のっ?!」」
二人の声が、仲良くハモった。
「・・・言ってましたよ」
顔を上げないまま、清四郎は伏せた腕の下からぼそぼそ返答する。
「でも、いろいろ行き違いがありましてね・・・」
清四郎の声は、ひどく疲れていた。
「やぁぁっぱり、おまえらなんか誤解してたんだ」
美童が腕を組んで、ふむふむとうなずいた。
「おかしいと思ったんだよ。好きあってんのに別れるなんてさ。いくら清四郎が無理やり・・・」
美童は野梨子のキョトンとした大きな目に気づき、あわてて口を閉じた。
「い、いや、でも、もう誤解は解けたんだろ?」
野梨子に抱きついたまま、悠理はこっくりうなずいた。
まだベソ顔ながら、真っ赤に頬を染めている。
「じゃ、悠理。抱きつく相手、間違ってない?」
美童はそう言って、野梨子を悠理から引き剥がした。
そのまま、野梨子の肩を抱いて、自分に引き寄せる。
「おまえは、あっちの馬鹿男!野梨子は僕の!」
悠理はポカンと美童を見上げている。
「び、び、美童・・・」
野梨子は硬直している。
かまわず、美童は野梨子を抱いたまま、方向転換して、出口に向かった。
「と、言うわけで。今夜はちゃんと、気持ちを確かめ合いたまえよ。魅録らにも言っとくよ。 ジャマしないから、ごゆっくり」
美童は野梨子を押し出すように、部屋を出た。
「”起こさないでください”の札も掛けといてやるからね〜」
それが、美童の捨てゼリフだった。
*****
悠理は目の前で閉められた襖の前で、立ちすくんでいた。
緩慢な動作で、清四郎がようやく立ち上がる。
「悠理」
後ろから、大きな腕に抱きしめられた。
悠理の胸がふるえる。喉の奥に、また鳴咽が込み上げてくる。
悠理の体を両手で囲み、清四郎は悠理の胸の下で手を組んだ。
「清四郎・・・」
ふり向いて清四郎の顔が見たいのに、悠理は動けなかった。
(もう一度、言って。嘘じゃないって。)
そう言いたいのに、悠理は涙をこらえながら、広い胸に頭を預けることしかできなかった。
清四郎が悠理の髪に顔を埋める。
こらえていた涙が、また零れた。
「・・・ほんとうに、おまえは泣き虫だな」
悠理の耳に口を寄せ、清四郎が囁いた。
だけど、清四郎の声もふるえている。髪と肩に、熱い滴の感触。
「せいしろ・・・おまえも・・・」
(泣いてるくせに。)
涙の、感触。
悠理を抱きしめたまま、清四郎が泣いていた。
身を預けた胸がふるえている。
顔も見ない。言葉もない。
それなのに、ふれた体から、想いが流れ込んでくるようだった。
悠理の胸の下で重ねられた大きな掌。髪にかかる吐息。
首筋に零れた、温かな滴。
どれほど、そうしていただろう。
清四郎の手が、ゆっくりと上がって来た。
悠理の服の間から侵入し、胸を包み込む。
やわらかく揉まれ、悠理は吐息を漏らした。
もう片方の手には、腹から下腹を愛おしげに撫でさすられる。
唇が髪から降りてきて、耳元にくちづけられた。
耳たぶを噛まれ、息をつめた。
「・・・や」
小さく身じろぐと、強く抱きしめられた。
「だめだ・・・もう離せない」
清四郎の低い声が、悠理の胸に響いた。
離してなんて、欲しくなかった。もっと、強く抱いて欲しかった。
この熱い手を、ずっと、悠理も欲しかったから。
「・・・指一本、触れないんじゃなかったのかよ・・・」
なのに、言葉は反対のことを言っていた。
あまりに、清四郎の意地悪な手が、悠理の弱いところを掘り起こすから。
胸の先を弄っていた指先に、力が加わった。
下着にまで侵入していた反対の手が、脚の付け根にまで入り込む。
悠理の体がびくびくと痙攣した。
もう、立っていられそうにない。
「――――僕は、嘘つきなんです」
囁かれた言葉に、一瞬、心臓が止まった。眩みかけていた意識が、心の痛みに覚醒する。
(嘘じゃないって、言って。)
これ以上、心を弄ばれるのには、耐えられない。
激しい感情の振幅に、息も止まってしまった。
「だから」
清四郎は、抱き上げるように強引に、悠理の体を反転させた。
「おまえに触れないなんて、無理だ。諦めるなんて、無理だ。・・・友人の顔なんて、もうできない」
浮遊感。天地が逆転する。
気づけば、清四郎の顔が目の前にあった。
濡れたような黒い目の中に、悠理が映っていた。
それは、あの一週間だけの恋人の、痛みを孕んだ暗い瞳とも違った。
悠理の好きな、穏やかな深い黒。そして、溢れそうなほど、心の透けて見える恋する瞳。
先ほどの言葉は、意地っ張りな悠理への返答だと――――気づいたときには、唇を奪われていた。
もう、なにも考えることができなかった。
深いくちづけに、意識が眩む。
悠理は瞳を閉じた。
目を閉じても、清四郎を感じることができる。
自由になった腕を、広い背中に回した。
心の中で、恋を抱きしめて。
*****
部屋の前で、美童と野梨子は所在なげに立っていた。
美童は本当に、”起こさないでください”の札をノブに下げている。
「美童、どうして私たち、こんなところで立ってるんですの?」
もう彼らは十分近く廊下に突っ立っていた。
「だって、魅録たちが帰ってきて、部屋に入ったら困るだろ」
なにがどう困るか、いまひとつ理解していない野梨子は首を傾げた。
「じゃあ、隣の部屋で待ってません?私、お茶入れますわ」
「いいけど野梨子・・・あっちの部屋はもう布団が敷いてあるだろ?」
「ええ」
「やっぱり、魅録たちを待ってからにしよう。 僕も野梨子と二人きりで部屋に篭るのはちょっと、理性に自信が・・・ね」
冗談めかしてウインクする美童の言葉を、さすがに理解して、野梨子は頬を染めた。
「今夜は四人で雑魚寝だよ。いいだろ、そういうのも初めてじゃないし」
「ええ、私はかまわないですが」
野梨子は、背後の部屋を振りかえる。
「でも美童、ほんとに二人をそのままにしてきて良かったんですの?悠理、あんなに泣いて・・・」
野梨子は小さくため息をついた。
美童は苦笑する。
「あれは、前のときとは違うよ。んとに、あいつら、信じられないよな。 あんなに思いあってるくせに、当人達だけが気づいてなかったんだから。それとも、なに?野梨子としては、 やっぱり複雑なの?清四郎がほんとに悠理のものになっちゃうと」
美童の言葉に、野梨子はおかっぱ頭をふった。
「清四郎は、とっくに悠理だけのものですわ、そう意味では。でも、自分が悠理に恋してることも、長い間 気づいてなかったんですのよ。いまだから言いますが、可憐とのキス騒動のときだって、自分が落ち込んで ることも気づかず、私に”なにか落ち込んでるんでしょうかね?”って、質問してきたんですのよ。自分の感情 がわかってなかったようですわ」
「うわぁ。鈍感だとは思ってたけど・・・。そういやあんときって、悠理が清四郎と魅録を取り違えて、”愛してる〜”って、 やっちゃったんだよな・・・」
美童と野梨子はしばし無言で、顔を見あわせる。
「「誤解って、ひょっとして・・・」」
二人の声がまたもや重なったとき。
「ただいまぁ。あんたたち、なんで、部屋に入らないの?」
明るい可憐の声が廊下に響いた。
「悠理たちは?」
魅録が首を傾げる。
もう一度、美童と野梨子の視線が絡んだ。
「ええと」
美童がポリポリ頭を掻く。
「お取り込み中につき、入室禁止。今夜は二人きりにしといてやろう」
「ええっ?!」
可憐の目が点になった。
魅録はボッと音を立てて赤面する。
隣の部屋に向かいつつ。
明日の予定を話し合う可憐と野梨子の背後で、美童はつぶやいた。
「明日、テニスとかできるのかなぁ、悠理は・・・」
その声が聞えたはずだが、女達は反応しない。
彼女たちにとって、清四郎は悠理に対しては頬にキスが精一杯の男なのだ。
一人、意味の分かった魅録は、ますます顔を赤く染めた。
”起こさないでください”の札から、魅録は必死で目をそらす。
ヤキモキさせられた友人二人に、心の中でエールを送った。
部屋の中を想像しないように、努力しながら。
*****
恋人達は、おたがいのことしか見えなかった。
心の通じ合った相手との初めての夜は、あまりに甘美で。
何度も繰り返した行為のはずなのに、たがいに酔いしれた。
あまりに性急にもとめすぎた自分に、清四郎は苦笑する。
悠理の髪を指で梳きながら、涙の跡の残る頬にくちづけを降らした。
「僕の前で、自分を嫌いになんてならないでくれ。僕が愚かだったんだ。 ・・・美童や魅録にも、一生分”馬鹿”って言われましたよ」
くちづけから逃れ、男の裸の胸に顔を埋めながら、悠理もくすぐったそうに笑う。
「いつもバカバカ言われてる、あたいの気持ちが、わかったろ?」
清四郎は逃げる体を追いかけ、なおも唇で責めた。
「・・・ええ。わかりました。やっと」
重ねた肌から、想いが溶け合う。
焦燥感も自己嫌悪も、解けて流れた。
目も眩むような幸福感で、絶頂に達しそうになる。
今度は、間違わない。
二度と、放さない。
やっとつかまえた、永遠の恋人を。
END (2004.9.20)
なんとかかんとか、ラブラブに到達いたしました。4回連載くらいのつもりで書き出したのに、 鬼畜エロと温泉卓球を同じ話で書こうとしたため、ここまで奮闘することになってしまいました。
ああ、馬鹿なことした・・・。
ほんとは、野梨子に「お仕置ですわっ」と清四郎をビシバシ叱りつけてもらいたかったのですが、 美童が阻止した格好です。6人の中では、美童だけがオトナ。あとはお子ちゃまばかり、という様相が 私には書きやすい。まぁ、原作者も美童と清四郎以外は、バージン表明しちゃってますからねぇ。
お話はここでおしまいですが、ちょっとだけ おまけ の後日談つき。
ここまで読んで下さった方々、本当にありがとうございました! 別室看板に偽りナシな、鬼畜かつお馬鹿顰蹙話で、失礼致しました〜(よろり)