エロティカ・セブン ポアンポアン編




清四郎くんによる、日本人の@@@平均値考察編 〜もしくは、エロティカ温泉後日談〜



お馬鹿サークルメンバー記念SS 真っ赤に目を腫らした悠理・・・と苦笑交じりの微妙な顔をした清四郎が、宿の朝食を他人に迷惑をかける事無く終え、帰途へと着いた。
(その時、仲居とも子の姿があったかなかったかは、今もって謎)

昨夜は、グミゼリーの一件で悠理が機嫌を損ねた為、もう食べられないと号泣させた末に、いつものノルマ7回を6回で終わった二人である。故に、悠理が目を真っ赤に腫らしている理由は、やり過ぎによる睡眠不足ではなく、単なる泣き腫らし。いらぬ妄想をしないよう、メンバーの為に述べておく。一応。
ちなみに清四郎は、自業自得の結果に苦笑いをしていた。ノルマを果たせなかった悔しさとグミゼリーお試しの機会を逃した悔恨の情が滲む。やっぱり変態だ。


そんなふたりが、再びみどりの窓口を訪ね、帰りのチケットを購入した。
密室。規則的に揺れる車両。めまぐるしく移り変わる景色。時々耳に入る“アナウンスと遮断機のリズム”やはりコンパートメントは魅力的。
―――ではあったが、本日は帰宅してから、いつものベッドで周囲に気兼ね無く「やる」ことができるわけで。旅館で気兼ねをした覚えはないが、要は気分の問題。
昨日の1回分を今日に回し、本日8回を予定している清四郎としては、ここは指定席で我慢をし、ゆっくり仮眠でも取って帰るかと決めた。清四郎は爽やかな笑顔で駅員に告げる。
「東京駅まで指定席2枚下さい」

これが、ある出来事の始まりとなる―――


清四郎がみどりの窓口にいる間に、悠理はキ@スクでおやつを買いこんでいた。
互いに必要な物を買い揃えると、特急列車に乗り込む。
26列AB席を見つけて座ると、列車はすぐに発車した。

清四郎は落ち着いたところで周囲を見渡す。車両の中には数名の客。すべて女性。
平日、昼間の特急指定席など、こんなものだろう。
ヒマな主婦か、自由がきく学生か、休みのとりやすいOL。
女性ばかりだが、車内が比較的静かなことに安心し、清四郎は窓際に座る悠理にすかさず「おやすみ」とキスをすると、目を閉じた。
通路をはさんで隣の席に座っていた女性二人は、その様子をしっかりと見ていた。
「み、見た?千尋さん!」
「しっかり見たよ!麗さん」
と二人の声が聞こえたが、清四郎は知らないフリをした。

悠理はグミゼリーの恨みはあるものの、朝から何度も「悪かった、二度と食べ物は粗末にしません」と謝る清四郎を許し「おやすみ。昨日は@@位や@@位や@@@をやりまくって疲れたもんな、ゆっくり休めよ」と元気よく?励ました。
前に座る女性二人が、ブッとお茶を噴出す音がした。音の感じでは、前のシートを汚したに違いない。
「き、汚いわよ。トモエさん」
「だって、い、今なんて聞こえた?ルーンさん」
「気のせいよ。ヨガかもしれないじゃない、ナニなんて一言も言ってないし」
と会話するのが聞こえた。
座席の隙間から見える二人の女性の耳たぶは真っ赤だ。
これも、清四郎は知らぬフリをした。

清四郎が目を閉じて数分もしない内に、悠理は袋からおやつを取り出した。
山ほどのおやつを買い込んだが、まずは溶けてしまわぬ内にアイスを食べねばならぬ。
2個入りアイスの1個を手に取ると、先端部分を口に咥えた。
内容物を全て飲み尽くす為、両手を添えている。

チュパチュパチュパッ、チューーーーッチュパッ

毎夜聞きなれた音に、清四郎は寝ていても股間がムズムズしてくる。
思わず目をぱっちり開け、隣の愛しい人を見た・・・・
「!!!!!」
両手が添えられたソレは、内容物を吸われしょぼ〜〜〜んと萎えていたが、彼女の口元と舌の動きが何とも悩ましい。(音も)そして、そして、彼女の口には何やら液体が!
ああ!清四郎はそのままガバっと襲いかかりたい気分をぐっと耐えた。
視線を感じたからだ。前と、後ろと横と斜めの座席から。

清四郎の「ごっくんっ!」と唾を飲み込む音に悠理が気がついた。
咥えたまま清四郎に振り向く。
「ムム?フムム?せ・い・し・ふ・も・た・べ・む・ふ?」
(清四郎も食べる?)
ひきつる笑顔で清四郎は答えた。
「いえ、結構です」
「そぅお?パ@コおいしいのに」
悠理は残りの1本もおいしく頂いた。
チューチューチュブリラチュブリララー♪のCMが清四郎の頭の中で鳴り響く。
清四郎は再び目を閉じながら、必死で瞑想を始めた。色即是空、空即是即。
伊達に長年精神修行を積んでいるわけではない。ナニの興奮もすぐに収まるだろう、この程度なら。

アイスを食べ終わったところで、悠理はリュックから大量のお菓子を取り出した。
地域限定@ーブルチョコ5本セット。
う@い棒(たこ焼き味、めんたい味 チーズ味)3種 
アン@ンマンラムネ(ビン型も)
ブルボンプチシリーズ(なぜかセサミ)
ナ@ス@チップ@ターSサイズ 5種類
全て、先程のキ@スクで手に入れたものだ。
悠理は@−ブルチョコを2〜3個食べては筒をカラカラと振り、もの思いにふけった。

「そういえば、昨日清四郎が言ってたっけかな」
たしか、昨夜の見本はB4の番組表だったか。
思い出しながら、手元にある菓子類を見た。
「日本人成人男性の@@はこれくらいって言ってたよなー」
悠理は手尺で測りながら、お菓子の1個1個を吟味する。
そして、見たことのあるようなサイズのもの――「う@い棒」を手に取った。
むむっ微妙に清四郎サイズ(平常時)?平常時のはあんまり見たことないが。

気になったら確かめずにいられない。←実際に窓を開けて見る訳ではない。
「ねえねえ、清四郎」
いらぬ妄想を払拭し、やっと眠りに入りかけた清四郎の肩を悠理が揺すった。薄目を開けた清四郎の前に、う@い棒がぬっと差し出される。
「ああ、悠理。おやつならいりませんよ。悠理一人でどうぞ」
そう言ってもう一度目を閉じる・・・が。
「そうじゃなくってぇ〜。これ清四郎の@@と同じくらいじゃん。で、太さがちょっと足りない気もするけど、まあこんくらい?てことは、平均の大きさってさ、いくつ?」

まだ、こだわってたのか!と清四郎は、がつーーーんと前の座席につんのめった。
「ト、トモエさん大丈夫?」
ルーンさんの心配ももっともだ。トモエさんは、突き飛ばされて、前の座席に額を強打していた。
隣の席の千尋さんと麗さんは、耳をさらにダンボにしている。
そして、何だか異様に楽しそう。
二人は、飲み終わったコーヒーの紙コップを糸電話のように耳にあてていた。
清四郎は、これも気がつかないフリをする。

果たして、これ以上悠理にいらぬ知識を与えてよいものか?と思いつつ、う@い棒を咥えた悠理にまたまたあらぬ妄想をし、心臓バクバク下半身ズクズクしながら清四郎は答えた。
(菊正宗清四郎、表情のみいたって正常である)
「日本人の平均的サイズは、平常時で長さ7〜8cm 興奮時は膨張率その1.3倍〜2倍ですから勃起時で、13〜14cm といったところでしょうか。太さは、直径3〜5cm 周囲にして約10cmですよ。お菓子で例えるなんて、食べ物は粗末にしないんじゃなかったんですか」
昨日の恨みごとを逆手に取り、清四郎はじろりっと悠理を睨んで言った。んが!

「あたい粗末になんかしないもん!う@い棒を@@@に入れたりしないぞ!だいたい@@@がめんたい味になってもいいのか?お前!」
墓穴。怒りの声は、座席の周囲数メートルに響いた。
清四郎が慌てて悠理の口を押さえる。が、もう遅い。

悠理の背中と清四郎の背中がどんどんと押された。
後ろの座席に座る女性が、ともに、前の座席(悠理と清四郎の背)に頭をぶつけたのだ。
「の、のりりんさん、大丈夫?」
「もっぷさんも無事ですか?」
二人は、互いの怪我の具合を確認しあった。
清四郎が後ろをこっそりのぞくと、二人の女性の額に、折りたたみトレーのネジ部分がくっきり痕(こん)となって残っており、互いに絆創膏を貼りあっている。が、これも気づかぬフリをした。

「悠理。お願いですから、もう寝かせてください」
悲壮な顔で懇願する清四郎に、悠理は素直に謝った。
「うん。わかった。お前、昨日@@プレーや@@プレーして疲れたもんな。ゆっくり休め」
さらに元気よく言うと、清四郎の肩を叩く。
そのプレーの言葉に、斜め前に座る二人の女性が反応した。
「何スケッチブック出してんですか、かめおさん!」
「そっちこそ、何の絵描いてんですか、たむらんさん!」
もめる二人を目の端に捕らえたが、清四郎はこれも気づかぬフリをした。

特急列車は進路を東へと走る。
う@い棒全ての味を食べきったところで、悠理はナ@ス@チップ@ターSサイズを手に取った。ちなみに味は5種類。まずは、無難にうす塩味から食べ始める。
そして、最後の数枚をまとめて口に放りいれると、じっと箱を見つめた。
「これくらい、かなぁ?」
勉学にはまったく興味がないが、ナニには面白いほど興味がある。
さっそく眠る清四郎を起こした。
「ねえねえ、清四郎。美童の@@ってこれくらい?」
「は?」
美童の、で目を覚まされた清四郎は最悪の気分だ。じわ〜りとコンプレックスが襲う。
一番聞きたくなかった、奴の名前。清四郎は恨めしげに目の前にあるチップ@ターの箱を見た。答えたくない。
だが、ここで答えておかなければ、帰ってから美童に実物を見せてくれといいかねない恋人に恐怖を感じる。美童と比較され「小さいな」などと言われた日には男として立ち直れない。というか、可愛い恋人に他の男の@@を見せるなんて、冗談ではない。

「白人男性の平均は、膨張時で長さ17.5cm周囲12cmだそうですよ。長さはともかく、それはちょっと太すぎるんじゃないですか?」
やけになって答えたところを、千尋さん、麗さんの後ろに座っていたneroさんが、ちょうどゴミを捨てに行こうと清四郎の横を通りすぎた。
neroさんは、思わず手にもっているロング缶と悠理が手に持つお菓子の箱を見比べた。そして、「同サイズだな」と一言冷静に呟き、去っていった。
清四郎は何のことやら、と思ったが気にしないことにした。
ちょうどその頃、neroさんの隣に座っていたあきさんは、カ@ピスの入ったペットボトルを口に咥えながら、時おり聞こえてくる@@という単語に、その味がよくわからなくなっていた。甘いんだか、苦いんだか。
が、噴出さずに飲んでいるところは、さすがである。


「でもさぁ、清四郎」
「何ですか!?」
もう清四郎は、やけである。どこまでも悠理に付き合ってやろうじゃないか。
「いっちばんデカイのは、どこの人かなぁ?」
その表情にいやらしさはなく、清四郎は無邪気な恋人の質問に苦笑した。
「真相はわかりませんけど、スー@ンの男性は長さ30cm周囲20cmで世界でも群を抜いているらしいですよ。ちなみに、世界一はアメリカのポルノ俳優で43.5cmだったそうです」
「えーーーーー!!??」
悠理は思わず、大声を張り上げた。

「ぽ、ぽちさん、何をメモしてるんですか?」
のりりんさん、もっぷさんのさらに後方に座るぽちさんに恋瀬川さくらさんが聞いた。
「え?次の海外旅行にスー@ンを候補にいれようなんて、思ってないっすよ!」
が、さくらさんの見たメモには、しっかりスー@ン30cmと書いてあった。



チャンララランララ ラララン♪
「まもなく、名古屋〜名古屋〜」

「はい、皆さん。降りますよ〜忘れ物ないように準備してくださ〜い」
ツアーガイド「ハチ子」さん(ネームバッジに書いてある)が、前方で立ち上がって、車内の女性達に声をかけた。
「降りたら、バスに乗り換えますからね〜。名古屋駅からは、現地ガイドのポアンポアンと一緒にご案内しま〜す」

ハチ子さんは、人数の確認をするために通路を歩きながら、若いカップルに目を止めた。
「あら、ここは貸切だと思ってましたのに。お二人はどちらまで?」
と聞く。
清四郎は、これまでのやり取りが車内に聞こえていたのを承知の上で、何事もなかったかのように答えた。
「東京まで帰るところですよ」
その答えにガイドハチ子さんは、にっこり微笑んだ。(心の中で拳を握る!)
「東京に帰る前によろしければワタクシどものツアーに加わりません?まだ席には余裕がございます。名古屋で降りて、これから田縣神社と大縣神社に参ります」
「え〜何々?」
悠理がそれ面白い?と興味を示した。
清四郎が顔を引きつらせつつ、答える。
「主に子宝、子孫繁栄を祈願する神社ですよ」
それ以上は、言わなかった。いや、言いたくなかった。

が、ハチ子さんがご丁寧に解説補填する。
「祭ってある@@は2.5mですが、子供を作るには5cmあればいいそうですよ」
特急列車を降りるため、通路に並んだ女性全員の目が、ブレーキと共に清四郎の股間に集まった。

清四郎と悠理はこの時気づかなかった。

その中に――
昨夜の仲居、とも子さんがいたことを。
彼女は異常なまでに@@が頭に残り、朝一番でこのツアーに申し込んでしまったのだ。
誰かのせいで(笑)

名古屋駅に降り立つと、現地ガイドのポアンポアンが「お馬鹿サークルご一行様+菊正宗清四郎様・悠理様」と書いた画用紙を掲げていた。シャチホコ観光の旗を持って。

これから、変態ご一行の珍道中が始まる・・・・・

ちなみに、名古屋駅で下車いたしますが、両神社は小牧市と犬山市にあり名古屋市ではありません。そして現地ガイドは、サービスとして皆様を同じく小牧市内にある間々観音へとご案内いたします。

ちゃんちゃん♪

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お馬鹿サークルは、随時新メンバーを募集しています。
すでに入会申し込み済みの方は、作品において参戦される日を、サークル一同心よりお待ちしております。

――――広報担当 ポアンポアン





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