出生の秘密
BY くらら様
「なあ、龍樹〜一体どこまで歩くんだよ〜俺もう疲れちゃったよ〜おやつ食べたいよ〜」
「ちょっと待ちなよ、これ、悠希んとこのおじさんが持って行けって言ったんだよ? 悠希のお使いに僕が付き合ってるんだよ?」 「そんなこと言ったって〜。父ちゃんだって、なんで自分で行かないんだ?」 「おじさん、言ってたよ。 『僕が直接行かない方がいいんです。君たちが僕の代わりをしてきてくださいね。』 って。」 「ところで、俺たち何持って行くの?誰にもって行くの?」 「中身は手紙みたいだよ。それと、この花束。」 「花束になんかついてる。なになに・・」
「30万ヒットおめでとうございます。清四郎より愛をこめて」
「!!!こんなの持っていって大丈夫かぁ!?母ちゃん怒るぞ?」 「だから、僕たちが持っていく羽目になってるんじゃないか?」
「それで、誰に持っていくの?」 「フロさまって人。住所からいくとこの辺りなんだけどな〜?」 「龍樹!龍樹!あの家じゃない?庭にだれかいるよ?」 「ほんとだ!行ってみよう!」
「ねえねえ、おばちゃん!フロさまっておばちゃんのこと?」 「こらっ!悠希!すみません、お姉さん、フロさまってお姉さんのことですか?」
「そうよ?あなたはかわいい子ね?お名前は?んで、そっちのガキは?」 「僕、白鹿龍樹です。こっちは剣菱悠希。悠希のお父さんに頼まれて、これを持ってきました。」
「えええぇ〜〜!!悠希、悠希・・・222222ヒットの時に私の作った子じゃないの!」 「えええぇ〜〜!!俺、母ちゃんの子じゃないの?おばちゃんの子供・・ 父ちゃん、あんなに母ちゃんにべたべたしてるのに、浮気してたんだ〜〜わぁ〜ん!!」 「あ〜待てよ、悠希〜!それじゃ、お姉さんさようなら、ちゃんと渡しましたからね!」
ちゃんちゃん♪
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